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第35回 I-Media情報バザール
日時: 平成21年1月22日(木) 午後6時00分〜午後9時00分
講演: 行政はアートである 〜平均年収2500万円の農村づくり〜
講師: 長野県川上村 村長 藤原 忠彦 氏
場所:  NHK青山荘 けやきの間(1F)
 標高1185メートル、自治体の行政機関としては日本一の高さにある長野県川上村は千曲川から信濃川に至る大河の源流にあります。真夏でも平均気温20度前後と涼しく、冬はマイナス20度近くまで冷え込む高原地帯で、かつては信州のチベットと呼ばれていましたが、今は最も豊かな村として注目されています。20年前に村長になって以来6期目、個性的な行政で村の生活を変革してきた藤原さんは、近著『平均年収2500万円の農村−いかに寒村が豊かに生まれ変わったか−』(ソリック発行)で次のように記しています。

 行政の長として村民の生活や財産、安全を守るという責任の重さを感じつつも、「行政はアート」という思いを強くしています。というのも、行政の魅力は自分のロマンを実現できるところにあります。それも資本金ゼロで! もちろん、自分のロマンと村民のニーズが一致することが前提ですが…。重要なのは、他の人がやったことを真似するのではなく、個性や独創性、つまり、アーティスト感覚を大切にして政策を立案・実行することではないかと思うのです。

 その政策の基礎にしているのは、「交通、高齢化対策、交流」の3つのコウと、「風土、風習、風味」の三風の原則だと言います。それはすでに、赤字だったバスを村営にして便利かつ黒字経営とし、ヘルシーパーク構想で健康老齢化率を高め、台湾へのレタス輸出などで村境・県境・国境を越えた交流を実現し、三風による個性的な村づくりとして実績をあげています。出生率が全国平均1・34を大きく上回る1・83という数字は、子育ての環境が整っていて若い住民が多い証拠です。そして何より驚くべきことは、島崎藤村が『千曲川のスケッチ』で「信州の中でも最も不便な、白米はただ病人にいただかせるほどの貧しい、荒れた山奥の一つ」と記した最貧の村が、今では農家607軒の高原野菜販売額が約155億円に上り、平均粗収入が2,500万円を超えるという豊かさに生まれ変わったことです。21世紀は農業ルネッサンスの時代であり、農業は“生命産業”だと言い切る藤原さんに、小さな村の大きな実績と豊かな志、そして未来創造の戦略を披露していただきます。
愛犬家の皆さんには狼の血を継ぐと言われる「川上犬」の話題も聞き逃せませんね。

藤原 忠彦(ふじわら ただひこ)
1938(昭和13)年長野県南佐久郡川上村生まれ。父の死後17歳で高校を中退し専業農業を継ぐ。61年、農林省寒冷地対策事業の一環として川上村に大型トラクターが導入されることになり、大型特殊免許を所持していることから臨時職員に採用される。2年後に自治体職員に登用され、税務課、農政課、企画課を経て、議会事務局長、企画課長を歴任。88年に村長に就任し現在6期目。長野県町村会長、全国町村会理事・行政部会長を務める。CATV導入による農業情報ネットワークシステムの構築や、IDカードによる24時間図書館など先進的な村づくりで全国的に注目されている。
タイムテーブル:
18:00〜18:10 オープニング  
バザールマスター 加藤和郎
18:10〜19:10 ゲスト 講演  
行政はアートである 〜平均年収2500万円の農村づくり〜
長野県川上村 村長 藤原 忠彦 氏
19:20〜20:40 情報バザール  
食事をいただきながらの、気の置けない交流会です。
参加メンバーの紹介を含め、時流に沿った話題や情報など、I-Mediaならではの “おとっときの話”が飛び出します。バザール演出のキイワードは、NHK情報ネットワーク時代の伝統を引き継いで、ますますの「和気藹々」です。
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